ベトナムの国花-蓮のご紹介❢皆さん、ベトナムの国旗をご存知ですか? 赤一色のバックに黄色の星が一つ、それがベトナムの国旗です。 「金星紅旗」とも言われています。赤は革命で流された血を表し、中央の黄色の星は、労働者、農民、兵士、知識人、青年の団結の象徴を意味しています。
それではベトナムの国歌はどうでしょう。ご存じですか?曲名は「進軍歌」、ベトナム語で「Tiến quân ca」と言います。もともとはベトナム独立同盟会の団体歌として作られたものでした。一度聞いてみて下さいね。
続いて、ベトナムの国花。皆さんはご存じですか?日本にもある花、それは蓮です。
2011年に蓮の花はベトナムの国花として決まりました。しかし、なぜ蓮の花が国花として選ばれたのでしょうか?
理由は6つあるそうです。
理由1:蓮の花はベトナム人の理想の姿を表している、と言われたことからです。蓮の花は汚れた泥の中で美しく咲きます。その姿は、どんなに苦しい環境にあっても心を正しく持ち、力強く生きるベトナム人の姿を表していると言われています。
理由2:蓮の花が咲くと水が浄化されます。それは、ベトナム人は自分の住む故郷を守る、という思いがあるところからきています。
理由3:蓮の花の香りは強すぎず、ほのかなとてもよい香りがします。それは、ベトナムの女性の控え目な美しさと同じ、と言われています。
理由4:蓮の花は咲いてから散るまで、蜂や蝶などの虫を全く寄せつけません。それは、たとえ貧しくてもお金や物を欲しがらない、悪い誘惑に負けないベトナム人の心の強さを表している、と言われています。
理由5:蓮の花は泥の中で耐え、1年に1度6月に花を咲かせます。それは、ベトナム人の忍耐強さを表している、と言われています。
理由6:蓮の花はベトナムの7割近くを占めている仏教徒たちに愛される花だったから、ということも理由の一つです。蓮は仏教ではとても大切な花として扱われています。
昔から蓮は詩のインスピレーションにもなっていますし、ベトナムの女性が着るアオザイには蓮の花がよく描かれています。
刺繍、絵画、服、ゼリー3Dなど、どこでも蓮のデザインを見ることができます。
ベトナム人は、どこに行っても蓮の花を思い出します。蓮の花はベトナム人にとって1番大切な花です。